はじめに
子どもと遊ぶ時、生成AIを活用することができます。
塗り絵が好きな子どもの場合、塗り絵帳を買って楽しむこともいいですが、生成AIを使えば覚えたての言葉を表す塗り絵をその場で作ることができます。
このページでは、親子で塗り絵を作成し遊ぶために生成AIを活用する方法を紹介します。今回はモデルとしてGeminiを使いました。
実際のやりとり
子どもと遊んでいる時、「くまさん」という言葉を覚えた場面を想定します。覚えた言葉の定着のために「くまさん」の塗り絵を楽しみたいと思い、Geminiを開きました。
プロンプト
4歳の子どもと一緒に塗り絵をしようと思っています。以下の条件で、熊の白黒のイラストを作ってください。
- シンプルな輪郭のみを描いたイラストにしてください。
- 色を塗りやすいように白地の部分が大きいイラストにしてください。
出力
はい、4歳のお子様と一緒に塗り絵をするのに適した、シンプルな輪郭のみを描いた熊の白黒のイラストです。
プロンプト
塗り絵に適したイラストを生成してくれました。その他の言葉も塗り絵を通して覚えようと思い、追加でお願いしてみます。
ありがとうございます。とてもいい出来です!さっき作ってくれたイラストのテイストに合わせて、以下の条件で、熊の周りに花や蝶々がいる白黒のイラストも作ってもらえますか。
- シンプルな輪郭のみを描いたイラストにしてください。
- 色を塗りやすいように白地の部分が大きいイラストにしてください。
出力
はい、こちらです。
使った感想
2回目の出力では、プロンプトで指定した「蝶々」がいなかったり、4歳児にとっては少々難しい細かいイラストが入ったりと想定外の出力となりましたが、「くまさん」を定着させるという大目的は達成できる塗り絵を作ってくれたのではないかと思います。
プロンプトでより細かく前提(年齢や塗り絵に使える時間)を指定することで、その条件に応じた出力が得られるか期待した結果が以下の通りです。
なにはともあれ、こちらが欲しいイラストを作ってくれるようプロンプトを変えながら試行錯誤することも楽しい時間ですし、生成AIのおかげで塗り絵を簡単に手元で作れることはとてもよかったです。塗り絵の他にも、すごろく等のボードゲームやカードゲームなど、工夫次第で活用の幅はもっと広がると感じました。
注意点
感想でも少し触れましたが、条件を指定すればするほどその条件に合ったイラストを作ってくれるかというと、そうではない場合もありました。