作成者
吉田 塁
編集者
吉田 塁
更新日
Sep 16, 2024 9:08 AM
Geminiは Googleが開発した生成AIです。
最新のモデル(Gemini 1.5 Pro)では約200万文字を扱えるということで、長い文章の要約や文章に関する質疑応答などができるようになっています。
目次
- 目次
- 利用方法
- 無料で使う(Gemini を使う)
- 有料で使う(Gemini Advanced を使う)
- 上級編: 無料で使う(Google AI Studio を使う)
- 比較表
- 参照ページ
- 注意点
- 利用可能年齢に制限があります
- 初期設定ではデータが学習される可能性があります
- 具体的な使い方
- 無料で使う(Gemini を使う)
- 有料で使う(Gemini Advancedを使う)
- 上級編: 無料で使う(Google AI Studio を使う)
利用方法
Gemini を使う方法は主に3つあります。
注: APIを用いて利用する方法もありますが、本ページは初心者でもわかるようなページを目指しているためAPI利用に関する記述は行いません。
無料で使う(Gemini を使う)
- https://gemini.google.com/app にて無料で利用できます
- 注意: Google アカウントでログインする必要があります
- 廉価版の生成 AI モデル Gemini 1.5 Flash を使えます
- 約3万文字(32,000トークン)を扱えます
- 回数無制限で使えます
- 画像ファイルのみアップロードできます
- 画像認識はできます
- 画像生成、音声認識・合成はできません
有料で使う(Gemini Advanced を使う)
- 月々29ドル(約4000円)で利用できます
- https://gemini.google.com/app にて利用できます
- 高性能の生成 AI モデル Gemini 1.5 Pro を利用できます
- 約100万文字(100万トークン)扱えます
- 回数無制限で使えます
- 文書ファイル、画像ファイル、音声ファイルをアップロードできます
- 画像認識、画像生成、音声認識はできます
- 音声合成はできません
上級編: 無料で使う(Google AI Studio を使う)
- https://aistudio.google.com/app/prompts/new_chat にて無料で利用できます
- 注意: Google アカウントでログインする必要があります
- 注意: 画面が英語表示になっており、日本語表示できません
- 廉価版の生成 AI モデル Gemini 1.5 Flash だけでなく、高性能の Gemini 1.5 Pro も扱えます
- Gemini 1.5 Pro は約200万文字(200万トークン)扱えます
- 回数無制限で使えます
- 文書ファイル、画像ファイル、音声ファイルをアップロードできます
- 画像認識、音声認識はできます
- 画像生成、音声合成はできません
比較表
Gemini | Gemini Advanced | Google AI Studio | |
費用 | 無料 | 月々29ドル(約4000円) | 無料 |
利用上限回数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
年齢制限 | 13歳以上*1 | 13歳以上*1 | |
データの学習 | 学習される
学習させない設定可 | 学習される
学習させない設定可 | 学習される |
扱える最大文字数 | 約3万文字 | 約100万文字 | 約200万文字 |
扱えるファイル | 画像 | 文書・画像・音声 | 文書・画像・音声 |
画像・音声への対応 | ○: 画像認識・生成
×: 音声認識・合成 | ○: 画像認識・生成、音声認識
×: 音声合成 | ○: 画像認識、音声認識
×: 画像生成、音声合成 |
Web検索 | 未対応 | 対応 | 未対応 |
利用できるモデル | Gemini 1.5 Flash | Gemini 1.5 Pro | Gemini 1.5 Flash, Gemini 1.5 Pro など |
*1: 仕事用または学校用アカウントだと18歳以上である必要があります
参照ページ
- Gemini Advanced について: https://gemini.google/advanced/?hl=ja
- Gemini API について: https://ai.google.dev/aistudio?hl=ja
- Gemini モデルについて: https://deepmind.google/technologies/gemini/
注意点
利用可能年齢に制限があります
- 個人アカウントだと13歳以上である必要があります
- 仕事用または学校用アカウントだと18歳以上である必要があります
- ファミリーリンクで管理されている Google アカウントでは利用できません
参照ページ: https://support.google.com/gemini/answer/13278668?hl=ja
初期設定ではデータが学習される可能性があります
- 初期設定のまま利用すると対話データが学習される可能性があります
- ビジネス向けサービス(Gemini for Google Workspace)を使っている場合や学校用サービス(Google Workspace for Education)の Gemini で追加のデータ保護機能を設定していると学習されません(参照ページ: https://gemini.google.com/updates?hl=ja)
- ただし、Gemini アクティビティをオフにすることで学習されないように設定できます(参照ページ: https://support.google.com/gemini/answer/13594961?hl=ja&sjid=14080620642241544452-AP)。Google AI Studio を用いた方法では、学習させない設定はできないようです。
- Gemini アクティビティをオフにする具体的な方法
- 作成中
具体的な使い方
無料で使う(Gemini を使う)
- https://gemini.google.com/app にアクセスします
- プロンプトを入力して対話します
- テキストボックスにプロンプト(要求文)を入力して送信ボタンをクリックします
- 送信すると、回答が返ってきます
有料で使う(Gemini Advancedを使う)
基本的な使い方は無料で Gemini を使う方法と同様です。 ここでは、有料版だからこそできる使い方の例を示します。
- 文章のファイルをアップロードして要約させる
- チャットボックスの+ボタンを押し、要約させたい文書ファイルを選択します
- ファイルのアップロードができたら、チャットボックスにプロンプトを入力して送信します
- 得られた出力がこちらです
上級編: 無料で使う(Google AI Studio を使う)
- https://aistudio.google.com/app/prompts/new_chat にアクセスします
- プロンプトを入力して対話する
- テキストボックスにプロンプト(要求文)を入力し、【Run】ボタンを押して送信します
- 送信後、回答が返ってきます
- 文章のファイルをアップロードして要約させる
- +マークを押して、ファイルの参照先を選択します(今回はMy Driveを選択しました)
- アップロードしたいファイルを選択し、挿入を押します
- プロンプト(指示文)を入力したら、Runボタンで送信します
- 送信後の様子です
- こちらが返ってきた回答です