作成者
吉田 塁
編集者
吉田 塁
更新日
Sep 24, 2024 6:45 AM
はじめに
生成AIに授業に関するアイデア出しをしてもらうこともできます。
このページでは、授業の冒頭で行うアイスブレイクに関するアイデア出しを例にして紹介します。
この例では無料の ChatGPT-4o mini を使いました。
実際のやりとり
プロンプト
授業の冒頭で行うアイスブレイクに関するアイデアをできるだけ出してください。
出力
授業の冒頭で行うアイスブレイクのアイデアをいくつかご紹介しますね!
- 自己紹介バトン: 生徒が順番に自分の名前と好きな食べ物や趣味を言う。次の人は前の人の名前とその好きなものを繰り返す。
- 2つの真実と1つの嘘: 各生徒が自分に関する2つの真実と1つの嘘を考え、他の生徒がどれが嘘かを当てる。
- 共通点探し: 生徒同士がペアになり、3分間で共通点を3つ見つける。その後、グループ全体で共有。
- お気に入りのキャラクター: 生徒が自分の好きなキャラクターを一人紹介し、その理由を説明する。
- 「もしも」質問: 生徒に「もしもあなたが1つの超能力を持てるとしたら、何がいい?」と質問し、数人の意見をシェア。
- 絵しりとり: 画用紙にお題を書き、そのお題に関連する絵を描いて次の人に渡す。最後にみんなで作品を見て楽しむ。
- 一言スピーチ: 各生徒が「今日の気分」を一言で表現し、その理由を簡単に説明。
- サイコロトーク: サイコロを使い、出た目に応じた質問(例:一番好きな季節、理想の休日など)に答える。
- ジャンケン自己紹介: 生徒同士でジャンケンをして、勝った方が自己紹介をする。負けた方は次に行う。
- お気に入りの場所: 生徒が自分の好きな場所(学校内外問わず)を一つ挙げ、その理由を説明。
これらのアイスブレイクは、生徒同士の距離を縮めるだけでなく、リラックスした雰囲気を作るのに役立ちます!
プロンプト
より奇抜な、意外性のあるものを考えてください
出力
もちろん!より奇抜で意外性のあるアイスブレイクのアイデアをいくつか考えてみました。
- 変な物を持ってきて: 生徒に「家にある変な物」を一つ持ってきてもらい、それを紹介する。何が面白いかを話す。
- エモーションポーズ: 事前にいくつかの感情(喜び、驚き、悲しみなど)を紙に書き、生徒がランダムに選んでその感情を体で表現する。他の生徒がその感情を当てる。
- 逆転の自己紹介: 自己紹介をする際、相手になりきってその人の視点で話す。ユーモアを交えて自分を紹介する。
- ファッションショー: 自分が「未来の自分」や「異世界の自分」をテーマにした服装を提案し、簡単なランウェイを行う。
- 謎の箱: 教室に置いた箱の中に不思議なアイテムを入れ、生徒にそのアイテムからストーリーを作ってもらう。何が入っているかは内緒にしておく。
- 言葉連想ゲーム: 生徒が一つの単語を言い、それに関連する言葉を次々に繋げていく。ただし、意味がまったく異なる言葉を意図的に繋げる。
- 未来の予言: 生徒に「10年後の自分」を予想してもらい、未来の夢や職業をユーモラスに語ってもらう。
- ミッションステートメント: 「あなたがヒーローだとしたら、どんな悪を倒すためのミッションを持ちたい?」というテーマで、各自のヒーロー的使命を発表。
- 宇宙人の訪問者: 生徒に「宇宙人になったつもり」で、地球の文化や日常生活を紹介する。彼らの反応を見ながら楽しむ。
- リアルタイムコラージュ: 大きな紙を用意し、生徒が好きな物や感情を描く。最後にそれを見て、どんな物語ができるかをみんなで考える。
これらのアイスブレイクは、思いがけない展開を生むことができ、生徒たちの創造性やユーモアを引き出すのに役立つでしょう!
使った感想
最初の回答でもかなり面白いアイスブレイクのアイデアを出してくれています。 個人的には「2つの真実と1つの嘘」が好きです。
また、もっと奇抜なものがないかを聞いてみたところ、本当に奇抜なものだらけで実際の授業では使えなさそうな気もしましたが、もう少し手間のかからないものを提案してもらったり、これを元に自分でブレインストーミングしてみたりと考えるネタにはなりそうです。
アイデア出しについて、生成AIが持つ間違った出力をするといった性質について、特に注意深くなる必要もないため、非常に適した使い方だと感じています。
今回はアイスブレイクで使うことを例に出しましたが、他にも以下のような使い方が考えられます(ChatGPT に手伝ってもらいました)。生成AIは幅広く使えるため、うまく使えるところで活用していくことで教育の質向上や作業の効率化につながっていくでしょう。
- 授業計画の作成: 単元の目標に合わせた授業の流れや活動内容のアイデアを生成AIに提案してもらい、授業計画を効率的に立てる。
- アクティビティやゲームの提案: 学習内容に関連する生徒が楽しめるアクティビティやゲームのアイデアを出してもらい、授業の盛り上がりを図る。
- 課題や問題の作成: 生徒のレベルに合わせた問題や課題のアイデアを生成し、授業で使用するオリジナルの教材を作成する。
- ディスカッションテーマの提案: グループディスカッションやディベートのテーマを生成AIに提案してもらい、思考力や表現力を鍛える場面で活用する。
- プロジェクトのアイデア出し: 科目に関連するプロジェクトのテーマや活動内容の提案を求め、生徒の主体的な学びを促す。
- 視覚教材のアイデア: プレゼンテーション用のスライドやポスター、図解のアイデアを出してもらい、授業の理解を助ける視覚的な教材を作成する。
- 授業の導入部分の工夫: 授業の最初に生徒の興味を引くためのエピソードや問いかけのアイデアを提案してもらい、授業の導入を効果的に行う。
- エクササイズや演習問題のバリエーション: 同じ内容でも異なる視点や形式で問題を出題するために、さまざまなバリエーションのエクササイズを生成。
- 学習目標に合わせた事例紹介: 教えている内容に関連する最新の事例や実生活での応用例を提案してもらい、授業のリアリティを高める。
- 質疑応答のシミュレーション: 生徒から出てきそうな質問を生成し、それに対する効果的な答え方を練習するためのシミュレーション。
- フィードバックのテンプレート作成: 生徒の課題やプロジェクトに対するフィードバックのテンプレートを生成し、効率的なフィードバックを提供するために活用。
- 異なる視点の提供: 特定のトピックについて、複数の視点や考え方を生成してもらい、生徒に多面的な理解を促す授業を構成。
- 自己学習のアイデア提案: 生徒が自主学習できるような課題やオンラインリソースの提案を生成し、授業外の学びをサポート。
- 評価方法の提案: 試験だけでなく、プレゼンテーションやパフォーマンス評価など、多様な評価方法のアイデアを提案してもらい、評価の幅を広げる。
- ストーリーやシナリオの作成: 歴史や文学、科学の授業で活用するためのオリジナルのストーリーやシナリオを生成し、物語を通じて学ぶアプローチを提供。