オンライン
出典
出典は以下の Web サイトです。イベントの詳細については下記のサイトをご確認ください。
https://edulab.t.u-tokyo.ac.jp/2023-05-13-report-event-chatgpt-course/
概要
人と「対話」する人工知能 ChatGPT は教育にも大きな影響を与え始めています。数多くの情報が出てきていることをふまえて、教育における活用を検討する上で有用であろう情報を吉田なりにまとめて提供する講座を開催しました。 コロナ禍における教育オンライン化対応のように、多くの教員が困るだろうと感じ、できる限りの情報提供をしたいと思い、長くなってしまい恐縮ですが渾身の4時間イベントとしました。
内容としては、ChatGPTの使い方などの基礎的な事項から活用事例など応用的な事項を可能な限り網羅しました(下記の構成参照)。
- はじめに
- ChatGPT について
- ChatGPT の概要、ChatGPT の使い方、ChatGPT との対話にあたって、ChatGPT でできること(デモ付き)、ChatGPT の仕組み(簡易版)、GPT-4 と GPT-3.5 は「別人」など
- ChatGPTの活用に関連する注意点
- プロンプト、幻覚(Hallucination)、学習データとしての利用、個人情報・機密情報、著作権、バイアス・毒性、AI が生成した文章の検出、学生視点の注意点(プライバシー、公平性、アクセシビリティ)など
- ChatGPT に関連する知識
- 教師あり機械学習、自然言語処理のパラダイム変化、Transformer、GPT-3、ChatGPT の開発方法、スケール則、大規模言語モデルの創発的能力、Few-shot learning、Chain of Thought (CoT)、Zero-shot CoTなど
- ChatGPT と教育
- 国内外における大学の対応
- ChatGPT が教育に与える影響
- 影響1: ChatGPT は評価を揺るがす
- 影響2: ChatGPT は学習者の学習プロセスを支援し得る
- 影響3: ChatGPT は教員の授業作りを支援し得る
- 影響4: その他
- おわりに
基本情報
日時: 2023年5月13日(土)13:00~17:00(終了後に延長して質疑応答など行う可能性があります)
場所: オンライン
費用: 無料
講師
吉田 塁
東京大学 大学院工学系研究科 准教授。専門は教育工学(ファカルティ・ディベロップメント、アクティブラーニング、オンライン学習)。主な著書・訳書に「学習評価ハンドブック: アクティブラーニングを促す50の技法」「博士になったらどう生きる?」などがある。これまでにアクティブラーニング、授業設計や評価に関する研修・講演を数多く行い、高い評価を受けてきた。東京大学におけるコロナ禍におけるオンライン化支援の貢献が認められ、「オンライン授業等におけるグッドプラクティス総長表彰」を受ける。ChatGPT が教育にインパクトを与える可能性が高いと考え、重要な役割を担う教員に可能な限り情報提供をしたいという思いから ChatGPT 関連の活動を実施している。