本記事は、2024年6月28日に行われたオンラインイベント「生成AI時代における学習評価のあり方」にて紹介された最新情報をもとに、生成AIを活用して記事を作成しています。
オンラインイベントの詳細: https://edulab.t.u-tokyo.ac.jp/2024-06-28-event-report/
Claude 3.5 Sonnet の登場
Anthropic社が提供する生成AI Claudeに、最新のモデル「Claude 3.5 Sonnet」が登場しました。このモデルは、従来のClaude 3 Opusよりもコストが1/5でありながら、高い推論能力と画像認識能力を備えています。様々なタスクにおいて、Claude 3 OpusやGPT-4o、Gemini 1.5 Proといった他のモデルと比較しても高い性能を示しており、今後の生成AI開発におけるコストパフォーマンス向上を示唆する重要なモデルとなっています。
情報ソース: https://www.anthropic.com/news/claude-3-5-sonnet
Claude Artifacts 機能
Claudeには、生成したコードなどを可視化する「Artifacts」機能が追加されました。例えば、HTML、CSS、JavaScriptで電卓を作成する指示を出すと、コードだけでなく、実際に動作する電卓のプレビューが表示されます。簡単なアプリケーションであれば、コード生成から動作確認までをClaude上で行うことが可能になり、開発効率の向上が期待できます。
動画生成AI Dream Machine
動画生成AI「Dream Machine」が登場しました。静止画から短い動画を生成することができ、例えば人物の顔写真から表情の変化や簡単な動作を表現する動画を作成できます。現時点ではまだ実用レベルには達していないものの、教材作成などに活用できる可能性を秘めています。
情報ソース: https://lumalabs.ai/dream-machine/creations
Google NotebookLM
Googleが提供を開始した個別化AI「NotebookLM」は、Gemini 1.5 Pro を搭載し、テキストだけでなく画像やグラフに関する質問にも答えることができます。Google ドキュメント、PDF、テキストファイル、Google スライド、Web URLなど、様々な形式のデータソースをサポートしており、インライン引用機能によって参照元の確認も容易です。アップロードされたデータはモデルのトレーニングには使用されないため、プライバシーも保護されます。200以上の国と地域で利用可能で、100以上の言語をサポートしています。
Google LearnLM
Googleは教育に特化した生成AI「LearnLM」を開発中です。このAIは、Google 検索での複雑なトピックの理解補助や、YouTube での質問・クイズ機能などを提供する予定です。
Jurenka et al. (2024) の論文によると、LearnLMはGemini 1.0をベースとした会話型指導システムであり、教育学の専門家や学生、教師など多様な関係者からの意見を取り入れ、7つの教育学的ベンチマークに基づいて開発されています。
吉田のまとめ
数多くの生成AIサービスが登場していますが、どれを使えば良いのでしょうか。現時点では、まずMicrosoft Copilotの無料版で雰囲気を掴むことをお勧めします。「より創造的に」「より厳密に」というモードでは、GPT-4 Turboが利用可能です。
余裕があれば、ChatGPT、Claude、Geminiなども試してみると良いでしょう。文章作成やフィードバックにはClaude 3.5 Sonnet、資料の理解や要約にはGemini 1.5 Proが個人的にはおすすめです。