本記事は、2024年8月30日に行われたオンラインイベント「生成AIの最新情報の提供と初等中等教育における活用の検討」にて紹介された最新情報をもとに、生成AIを活用して記事を作成しています。 オンラインイベントの詳細: https://edulab.t.u-tokyo.ac.jp/2024-08-30-event-report/
GPT-4oのアップデート (2024年8月8日)
2024年8月8日に最新版のGPT-4oが公開されました。生成AIのランキングを随時更新しているLMSYS のサイトによると、このバージョンが現在最も性能が高いとされています。様々な企業がモデルのトレーニングと公開を繰り返しており、ランキングは常に変動しています。 出典: https://huggingface.co/spaces/Imsys/chatbot-arena-leaderboard
Google Gems (2024年8月28日)
Googleは、カスタマイズ可能な生成AI「Gemini Gems」を発表しました。これはOpenAIのGPTsに類似したもので、Gemini Advanced, Business, Enterpriseの契約者が利用できます。同じ作業を繰り返す場合の効率化、複雑なトピックの理解を助けるラーニングコーチ、アイデア出しを支援するブレインストーマーなど、様々な機能が搭載されています。 参考: https://blog.google/products/gemini/google-gemini-update-august-2024/
GmailにGeminiを統合 (2024年6月24日)
2024年6月24日、GeminiとGmailの連携が発表され、2024年8月29日にはGoogle Workspace for Educationユーザー向けにデータ保護機能が追加されました。これにより、データが人間によるレビューやAIモデルのトレーニングに使用されることはなくなります。個人アカウントでのGmail連携機能を使用してみたところ、現時点では期待通りの性能ではないものの、今後Google Workspaceとのより密な連携により作業効率化が期待できそうです。 参考: https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/06/gemini-in-side-panel-of-gmail.html 参考: https://gemini.google.com/updates
吉田のまとめ
相変わらずモデルの性能向上が進んでおり、各企業が熾烈な開発競争を繰り広げています。カスタマイズされた生成AI、例えばOpenAIのGPTsやGoogleのGemsは、利用促進に繋がりうるでしょう。業務利用しているサービスとの連携は作業効率化を促す可能性を秘めており、現時点では性能的に完璧ではないものの、簡単な指示でメール処理や資料作成などができれば業務効率化に繋がります。