本記事は、2025年11月28日に行われたオンラインイベント「生成AIに関する最新情報の提供」にて紹介された最新情報をもとに、生成AIを活用して記事を作成しています。
オンラインイベントの詳細: https://edulab.t.u-tokyo.ac.jp/2025-11-28-event-report/
ワーナーミュージックとSunoが和解し連携へ (2025年11月25日)
大手音楽レーベルのワーナーミュージック・グループ(WMG)と音楽生成AIサービスのSunoが、著作権侵害をめぐる訴訟で和解し、業務連携を行うことが発表されました。
この事案は、2024年6月にユニバーサルミュージック、ワーナーミュージック、ソニーミュージックの3社が、SunoおよびUdioに対して著作権侵害の訴状を提出したことに端を発しています。今回の和解により、ワーナーミュージックはSunoに対する訴訟を取り下げ、両社は協力関係を築くこととなりました。
今後の計画として、Sunoは現行モデルを廃止し、2026年に新モデルをリリースする予定です。新モデルでは、これまでの不明瞭な学習データではなく、ライセンスを受けた正規の楽曲データを用いた学習が行われることになります。
出典:https://www.wmg.com/news/warner-music-group-and-suno-forge-groundbreaking-partnership
ChatGPT 5.1の公開 (2025年11月12日)
2025年11月12日、OpenAIは新モデル「GPT-5.1」を公開しました。このアップデートでは、モデルがより賢くなっただけでなく、ユーザーとの「会話」をより重視した調整が行われています。
特筆すべきは、ChatGPTのトーンやスタイルを簡単にカスタマイズできるようになった点です。「フレンドリー」「プロフェッショナル」「個性的」「聞き役に徹する」など、ユーザーの好みに合わせた応答を選択できるようになります。
この背景には、前モデルのGPT-5が「論理的すぎる」「冷たい」という批判を受け、SNS上で「以前の共感的なGPT-4oに戻してほしい」という「Keep 4o」運動が世界的なトレンドになった経緯があります。OpenAIは、AIを単なるタスク遂行ツールではなく、相談相手やパートナーとして利用するユーザー層のニーズを汲み取り、会話の柔軟性を高める方向で開発を進めています。
出典:https://openai.com/ja-JP/index/gpt-5-1/
OpenAI :データ漏洩インシデントの報告 (2025年11月26日)
2025年11月26日、OpenAIは開発者向けサイト「platform.openai.com」において、解析ツール「Mixpanel」を通じた情報漏洩が発生したことを報告しました。
インシデントの経緯によると、2025年11月9日にMixpanelのシステムの一部が不正アクセスを受け、解析用のデータセットがエクスポートされました。漏洩した可能性がある情報には、ユーザーの名前、メールアドレス、おおまかな位置情報などが含まれています。
ただし、OpenAI自体のサーバーやAPIシステムが侵入されたわけではないため、チャットのプロンプト内容、パスワード、APIキーなどは漏洩していないことが確認されています。二次被害として、漏洩した情報を悪用した精度の高いフィッシング詐欺やなりすましメールのリスクが懸念されるため、ユーザーには注意が呼びかけられています。
出典:https://openai.com/index/mixpanel-incident/
Gemini 3 Pro Preview / Nano Banana Pro の公開 (2025年11月18日・20日)
Googleは2025年11月18日に「Gemini 3 Pro Preview」を、続いて11月20日に「Nano Banana Pro」を公開しました。
これらの新モデルは、各種ベンチマークにおいて極めて高い性能を示しています。特に数学(AIME 2025)や学術的推論、マルチモーダルな理解において、競合他社の最新モデルを凌駕するスコアを記録しています。
また、画像生成・編集のクオリティが劇的に向上しており、これまでの課題であった「画像内への正確な日本語の埋め込み」が可能になりました。インフォグラフィックの作成や、特定の人物の顔写真をベースにした全身写真の生成、さらには特定の場所(パレルモの街並みなど)を指定した極めてリアルな写真生成が可能となっています。
出典:
https://deepmind.google/models/gemini/pro/
https://ai.google.dev/gemini-api/docs/changelog?hl=ja
Claude Opus 4.5の公開 (2025年11月24日)
Anthropicは2025年11月24日、同社の最上位モデルとなる「Claude Opus 4.5」を公開しました。
このモデルは、ソフトウェアエンジニアリングや複雑なプログラミングタスクにおいて非常に高い性能を発揮します。GPT-5.1やGemini 3 Proといった競合モデルとの比較においても、特定のタスクで優位性を示しており、生成AI開発大手3社(OpenAI, Google, Anthropic)による激しいモデル開発競争が続いています。
出典:https://www.anthropic.com/news/claude-opus-4-5
吉田によるまとめ
今回ご紹介したように、今月は生成AIの主要な開発会社であるOpenAI、Google、Anthropicが次々と最新モデルを公開しました。各社のモデルのクオリティはどんどん上がっており、私たちユーザの活用可能性も広がっていきそうです。
また、ワーナーミュージックとSunoの和解・業務連携は、著作権者と生成AIの関係における大きな転換点といえます。これまで対立構造にあった両者が手を組むという事例は、今後の著作権問題に関する議論に大きな影響を与える可能性があります。AIのクオリティが非常に高くなった現在、排除するのではなく連携した方が合理的かつ有用であるという判断がなされたのだと考えられます。
技術面ではGoogleの「Nano Banana Pro」などの進化により、画像生成のクオリティが驚くほど高まっています。日本語の文字が画像の中に綺麗に入ったり、構造化されたインフォグラフィックが作れたりと、これまで複数のツールを駆使しなければならなかった作業が、AI一つで完結しつつあります。