本記事は、2025年12月26日に行われたオンラインイベント「生成AIに関する最新情報の提供」にて紹介された最新情報をもとに、生成AIを活用して記事を作成しています。
オンラインイベントの詳細: https://edulab.t.u-tokyo.ac.jp/2025-12-26-event-report/
内閣府「人工知能基本計画」公開(2025年12月23日)
まず大きな動きとして、内閣府の「人工知能基本計画」が公開された点を押さえておきたいです(2025年12月23日 閣議決定)。国として「AIをどう使うか」だけでなく、「AIをどう作り、どう信頼性を高め、どう社会実装していくか」を、かなり前向きに進めていく姿勢が明確に打ち出されています。
この計画の特徴は、単なるスローガンではなく、国としての推進の方向性が比較的はっきりしている点です。たとえば、リスクを認識しつつも利活用を止めるのではなく、「イノベーション促進とリスク対応の両立」を原則として掲げ、機動的に対応していく考え方が示されています。
また、計画の中では、2025年に入り、一定の自律性をもって業務を実行する「AIエージェント」や、現実世界でロボット等を動かす「フィジカルAI」などの進展にも触れられており、技術動向の整理も含めて政策側が強い関心を持っていることが読み取れます。
学校側のガードレールが追いつかない(2025年12月11日)
次に、教育現場に直結する論点として、「子どものAI利用は広がっているが、学校側のガードレールが追いついていない」という指摘があります。これは米国の分析・報道を踏まえた整理です。
ポイントは、AI/生成AIの急速な普及に対して、学校現場では以下が追いつかず不確実性が増している、という点です。
- 政策(policy)
- PD(教員研修)
- データプライバシー
- 児童生徒の安全
さらに構造的な課題として、「AIリテラシー/デジタル・リテラシー」の枠組みや測定・整備が不十分で、現場が何を優先し、どう足場掛けするかを迷いやすいことが挙げられます。
日本でもガイドライン整備は進んでいる一方、運用・研修・データ取扱い・校内合意形成など、結局は現場実装の論点がボトルネックになりがちなので、「制度」と「現場の実装」をセットで考える必要がありそうです。
GPT-5.2 公開(2025年12月11日)
ツールアップデートとしては、GPT-5.2の公開が挙げられます。
ここで注目したのは、公式の位置づけとして「professional work and long-running agents(プロフェッショナルな業務や長期稼働エージェント等)」にフォーカスしたフロンティアモデルとして紹介されている点です。
これまでの「数学・コーディングが強い」「難問に強い」だけでなく、より業務文脈(長文脈、Vision、ツール呼び出し、事実性など)を意識した方向に寄せている、と読めます。
教育用途で言えば、単に“回答が賢い”よりも、授業準備・評価・校務のような複合タスクをどこまで安定して回せるかが実用の鍵になります。ですので、こうした「業務」「エージェント」寄りのチューニングは、教育現場の活用にも中長期的に効いてくる可能性があると見ています。
ChatGPT Images 刷新(2025年12月16日)
画像まわりでは、「The new ChatGPT Images is here」という形でChatGPTの画像機能が刷新されました。
主に以下がポイントです。
- 編集の指示追従と精密編集の強化
- 画像生成が最大4倍速になった
- ChatGPT内で新しいImages体験(creation space的な導線)の導入
- APIでも提供(GPT Image 1.5として利用可能と記載)
画像生成・編集の“指示の通りやすさ”は実務でかなり重要です。教育現場だと、配布物の挿絵やスライド素材など「少しだけ直したい」ことがよくありますが、精密編集が安定すると活用の幅が一段と広がりそうです。
Gemini 3 Flash(2025年12月17日)
Gemini 3 FlashがGeminiアプリに導入されました。
位置づけとしては、「Gemini app」にGemini 3 Flashを導入し、日常用途のAIを「大幅アップグレード」「高速」「次世代の知能」などとして説明しています。
“最高性能の追求”というより、速さ・使いやすさ・コスト感のバランスで、日常利用を押し上げる方向のアップデートだと言えそうです。
DeepSeek-V3.2(2025年12月1日)
中国発のモデルとしてDeepSeekも引き続き注目されており、DeepSeek-V3.2が提供が始まりました。
要点は以下の通りです。
- DeepSeek-V3.2:V3.2-Expの後継として、App/Web/APIで提供開始
- DeepSeek-V3.2-Speciale:推論強化の位置づけ(当面はAPIのみ)
- 公式ページに技術レポート(PDF)リンクも掲載
吉田のまとめ
今回の全体感としては、「特大の新情報が連発した回」というよりは、政策面の大きな流れ(人工知能基本計画)を確認しつつ、主要プレイヤーのアップデートをコンパクトに押さえる回だったと整理しています。
特に重要なのは次の3点です。
1つ目は、国の基本計画が示す通り、AIは「使う」段階を超えて、社会の前提として設計され始めていることです。教育はその影響を強く受ける領域なので、制度・研修・運用まで含めた準備が必要になります。
2つ目は、子どもの利用が先行する一方で、学校側のガードレール(方針、研修、データ、セーフティ)が追いつかないという構造です。これは米国の話として紹介しましたが、日本でも“導入した後”の課題として同型の問題が起きやすいので、現場は「禁止/推奨」の二択ではなく、足場掛けの設計が求められます。
3つ目は、モデルや機能の進化が「業務」「エージェント」「編集精度」の方向へ進んでいることです。教育現場でも、授業づくり・校務・教材作成のような複合タスクで、どう安全に、どう継続運用するかが鍵になります。