本記事は、2026年3月27日に行われたオンラインイベント「生成AIに関する最新情報の提供」にて紹介された最新情報をもとに、生成AIを活用して記事を作成しています。
オンラインイベントの詳細: https://edulab.t.u-tokyo.ac.jp/2026-03-27-event-report/
2026年3月6日:デジタル庁がガバメントAI「源内」の大規模実証を開始しました
デジタル庁は、全府省庁の約18万人の政府職員を対象に、生成AI利用環境「源内」の大規模実証を2026年5月頃から進め、2026年8月頃から国内LLMの試用、2027年1月頃に一部の評価結果公表、2027年4月以降の政府調達へつなげる計画を示しました。行政の現場で、生成AIを単なる試験導入ではなく、業務基盤として扱おうとしている点が重要です。吉田が述べていたように、生成AIの活用は個人の工夫だけではなく、組織全体の実装へ移ってきています。 (デジタル庁)
参考リンク: デジタル庁「ガバメントAI『源内』」 / 全府省庁の約18万人を対象とした大規模実証の発表 / 今後のガバメントAI 源内の展開(PDF)
2026年3月17日:Rakuten AI 3.0 がGENIACの一環として提供開始されました
楽天は、経済産業省とNEDOが推進するGENIACプロジェクトの一環として、国内最大規模の高性能AIモデル「Rakuten AI 3.0」を提供開始しました。約7000億パラメータのMixture of Experts構成で、日本語に最適化され、複数の日本語ベンチマークでも良好なスコアを示しています。さらに、Apache 2.0ライセンスで公開され、無償でダウンロードできる点も、国内の開発者や企業にとって意味があります。ただし、元となっているモデルについては様々な憶測が飛び交っている状況です。(楽天グループ株式会社)
参考リンク: Rakuten AI 3.0 のプレスリリース / Rakuten AI 公式ページ
2026年3月5日〜13日:OpenAIはGPT-5.4と業務アプリ連携を強化しました
OpenAIは3月5日にGPT-5.4を公開し、コンピューター利用の性能を大きく高めました。OSWorld-Verifiedでは75.0%の成功率を示し、デスクトップ環境を画像とマウス・キーボード操作で扱うタスクへの強さを示しています。あわせて、ChatGPT Enterprise向けにはGoogle/Microsoftアプリでの書き込みアクションが追加され、Outlookのメール下書き、Google DocsやSheetsでの文書・表作成、カレンダー連携まで扱えるようになりました。ChatGPTの週次アクティブユーザー数が900Mを超えたという公開情報もあり、利用の広がりがそのまま業務機能の拡張につながっています。 (OpenAI)
参考リンク: GPT-5.4 の発表 / ChatGPT Enterprise & Edu のリリースノート / Scaling AI for everyone
2026年3月10日:Gemini Embedding 2 でマルチモーダル埋め込みが本格化しました
GoogleはGemini Embedding 2を公開し、テキスト、画像、動画、音声、文書を単一の埋め込み空間に写像できる、初の完全なマルチモーダル埋め込みモデルとして打ち出しました。これにより、従来のテキスト中心の検索やRAGだけでなく、画像と文書、音声と資料、動画と説明文のような異なる情報同士を、同じ枠組みで扱いやすくなります。 (blog.google)
参考リンク: Gemini Embedding 2 の公式記事
2026年3月13日〜26日:Google Workspace と Drive でも“作る・探す・操作する”が進みました
Google Workspace側でも、Geminiを使ってDocsで文章を作成・推敲し、DriveでPDFを要約・分析し、ファイル検索を助ける流れが強化されています。さらに3月26日には、Gemini Enterpriseの更新でGoogle Drive向けの新しいアクションとして「ファイルやフォルダのコピー」が追加されました。単に文章を生成する段階から、既存の資料やファイルを横断して処理し、実務の作業単位に踏み込んでいく段階に入っています。 (Google ヘルプ)
参考リンク: Google Workspace Experiments / Write with Gemini in Google Docs / Gemini Enterprise – Business edition release notes
2026年3月11日〜12日:Anthropicはパートナー網と研究組織を強化しました
Anthropicは、Claudeを企業導入するパートナー向けにClaude Partner Networkを立ち上げ、初期投資として1億ドルを投入すると発表しました。同時に、Anthropic Instituteも設立し、フロンティアAIが社会・経済・法制度・雇用に与える影響を外部とともに考える姿勢を明確にしています。これは、モデル性能の競争だけでなく、導入支援と社会実装の設計まで含めてAIを前に進める動きです。 (Anthropic)
参考リンク: Claude Partner Network / The Anthropic Institute
2026年3月23日:Claude Opus 4.5 は研究作業の進め方まで変え始めています
AnthropicのScienceブログでは、ハーバード大学の物理学者 Matthew Schwartz がClaude Opus 4.5を用いて実際の理論物理の計算を進め、通常なら1年かかるような成果が2週間でまとまった事例が紹介されました。110以上のドラフト、約3600万トークン、40時間以上のローカル計算という規模で、AIが「自動で全部やる」段階ではまだない一方、専門家の監督のもとで研究の速度を大きく引き上げることはできる、というのが要点です。 (Anthropic)
参考リンク: Vibe physics: The AI grad student / Long-running Claude for scientific computing / Introducing our Science Blog
吉田のまとめ
吉田のまとめでは、生成AIは「チャットで答えを返す道具」から、「文書を作り、ファイルを探し、アプリを操作し、研究や実務を長時間支える相棒」へ移っているという見立てでした。OpenAIはGPT-5.4とアプリ連携で実務寄りの使い方を押し出し、Googleはマルチモーダル埋め込みとWorkspace連携を進め、Anthropicは長時間のエージェント作業や科学研究への応用を示しています。国内でもデジタル庁のガバメントAIやRakuten AI 3.0の動きがあり、全体としては「個人が試す段階」から「組織が導入し、仕事の流れそのものを変える段階」に入ってきた、という整理でした。吉田は、この変化によって今後1年で仕事の仕方がかなり変わるとまとめています。 (OpenAI)